刻字とは「書」による文字を、木や石などの硬質な素材に刻むこと。
柔らかい筆で書かれた文字が刻みつけられることで、心地よい緊張感や陰影を持つ立体作品となります。
そして、堀片、素材となる気の種類、着彩に用いられる色や箔の組み合わせによって、表現は限りなく広がっていきます。
広島から世界に向けて、この刻字という分野を発信する作家・安達春汀は、漢字や仮名の造形として美しさを、その意味を伝える力とともに自在に引き出し、独自の作風を築いてきました。
安達の作品を通して、刻字の世界の豊かな魅力を紹介します。
会期:~4月8日(日)
なかた美術館
開館時間:午前9時~午後5時30分
観覧料:一般700円 中学・高校生 500円
安達春汀プロフィール
広島県出身。1960年香川紫峰に、1989年より恩地春洋に書を師事。66年、号・春汀を受ける。
71年、香川峰雲に刻字を師事。73年 毎日書道(刻字部)初入選。以後、書道芸術院展、重陽会展、日本刻字展等入選・入賞多数。
87年広島にて初刻字展個展。以後、個展多数開催。
篆刻の制作も始め、茶人印、遊印などを意欲的に制作。88年日本の書家100人展招待出品(パリ国際会議場)。
94年より、文化使節団としてヨーロッパ4カ国歴訪。95年ドイツ・ハノーバー、ハンガリーにて個展。国宝・厳島神社表額奉納。ベルギー、北京に出展。98年より三越本店にて個展(以後5回)。現在、書道芸術院審査会員。春洋会常任理事。現代刻字研究会主宰。